電子工作教材ちょこまカーの極意を伝授

トランジスタの取り付け

 

種類を間違えないこと!

ちょこまカーの教材キットではC8550とC8050という2種類のトランジスタを使います。C8550はPNPタイプ、C8050はNPNタイプです。この2種類は番号も見た目もそっくりなので、教材キットでは間違えないようにC8550の方に白い印が付けてあります。
TR1, TR2, TR3にはC8550(白い印付き)を使います。
TR4, TR5, TR6にはC8050(無印)を使います。

写真:トランジスタのグループ
※上の写真には「白い印付き」と書いてありますが白い印の付いていないトランジスタを使って撮影されています。

方向を間違えないこと!

トランジスタの黒い部分は平らな側と丸い側があります。プリント基板にはトランジスタの形を表す記号が印刷されています。
TR1, TR2, TR3(C8550)は平らな面がモーターの方(進行方向)に向きます。
TR4, TR5, TR6(C8050)は平らな面が電池の方(後ろ側)に向きます。

※ひとりの先生で大勢の生徒に指導しなければならない場合、生徒全員がTR1, TR2, TR3を取り付け終わるまでTR4, TR5, TR6に進むことを禁止すると間違いが断然少なくなります。

どのくらいの高さまで押し込むの?

トランジスタから出ているリード線の間隔は、それがささるプリント基板の孔の間隔より狭いですから、無理に押し込むとトランジスタが壊れます。どの程度押し込むのが正しいということはありませんが、一例として下の写真の程度でいいでしょう。

写真:トランジスタを押し込む高さはこの程度

リード線を曲げない方法を伝授

トランジスタはリード線が3本出ているうえに互いに接近しています。はんだ面に出たリード線を曲げるとごちゃごちゃして作業しにくいので、まっすぐのままはんだづけするコツを伝授します。
 リード線をまっすぐのままにしておいてもトランジスタは落ちません。トランジスタのリード線の間隔は孔の間隔より狭いのでリード線がもとに戻ろうとする力かかっているからです。 下の写真はこの性質を利用してはんだづけしているところです。まずそれぞれのトランジスタのいちばん端のリード線だけはんだづけします。

写真:トランジスタのはんだづけ

リード線をニッパーで切ると下の写真のようになります。

写真:3か所だけはんだづけしてリード線を切ったところ

リード線は全部はんだづけしてから切ってもいいのですが、ここで切ったのははんだづけしやすいからです。

写真:残りもはんだづけする

※ちなみに上の写真ではプリント基板を小さいコップの上に置いてはんだづけしています。平らな机の上に置くよりも安定するので作業がしやすくなります。 ほんとうはコップよりもう少し背が低いものが使いやすいです。ボール紙の箱の角など、身近にあるものをうまく利用してください。

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