電子工作教材ちょこまカーの極意を伝授

電子回路と電気回路


電子回路と電気回路では言葉のニュアンスがちがいます。 電子回路は半導体素子を使った回路というイメージがあり、電気回路は抵抗器、コンデンサ、コイル、トランスなどの半導体素子以外の素子を主に用いる回路というイメージになります。

回路の各部分の電流や電圧がどうなっているか計算する回路理論という手法がありますが、「電気回路」という用語を使うときは「回路」という用語を回路理論的な意味で使っていますよ、という感じもします。

半導体素子を含む回路は非線形なので回路理論で解析的に解くことができず、数値計算を必要とします。 パソコンで手軽に数値計算ができるようになりましたが、昔は近似的に線形と見なして解析解を求める手法が様々工夫されていました。 ちょっと脱線しますが、数値計算(電子回路ではSPICEという有名なコンピュータプログラムがあります)が発達した現在でも、近似手法を捨ててしまうと回路動作の全体像を把握する訓練ができませんので、電子回路を勉強しようと考えている人は注意しましょう。

一方、電子回路という場合には半導体素子や集積回路を使用した装置、機械式ではなく電子式の装置の心臓部ですよ、というような意味で使われることも多いです。この用語の方がむしろ一般的で曖昧な用語だと思います。